二重基準 2013 11 2

 2013年11月2日の朝日新聞には、このような記事があります。
「天皇陛下への手紙 広がる波紋」
 参議院議員の山本氏が、秋の園遊会で、
天皇陛下に手紙を渡したことが波紋を呼んでいる。
 閣僚や与野党から、「政治利用」との批判も、
巻き起こっている。
(引用、以上)
 皇室の「政治利用」という点については、
今年9月の国際オリンピック委員会の総会へ、
閣僚が皇族の出席を宮内庁に働きかけた時に、
日本のマスコミや識者は、
「皇室の政治利用だ」と大合唱でした。
 さて、今回は、
つまり、参議院議員の山本氏の場合は、どうなるのでしょうか。
 日本共産党の委員長は、
「憲法上、『国政に関する権能を有しない』存在の天皇に、
政治的対応を求めるのは、
憲法を知らない者の行動だ」と指摘しました。
 こうした問題については、
私は、かつて、このような提案をしたことがあります。
 小泉政権時代、衆議院選挙で、与党が大勝した時に、
大量に新人が当選しました。
こうした新人議員は、「小泉チルドレン」と呼ばれました。
 「これで料亭に行ける。BMWが買える」と喜んだ当選者もいれば、
町内会の自治会長と思われる人も当選しているようでした。
 これに対して、私は、一抹の不安を感じたのです。
「こうした新人議員は、憲法を知っているのか。
国会の仕組みを知っているのか。
あるいは、議員としてのマナーを知っているのか」
 案の定、与党の長老議員が、
「最近の新人議員は、廊下で、先輩議員に、あいさつもしない」と嘆く話を聞きました。
 そこで、私は、提案をしたのです。
新人議員に対して研修会を開催すべきであると。
研修内容は、以下のとおりです。
挨拶の仕方。
国会のマナー。
憲法の勉強。
 もう、あれから何年も経ちました。
「小泉チルドレン」は、どうなったでしょうか。

























































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